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新型コロナウイルス感染症の検査を受けるタイミング

2020年11月20日

新型コロナウイルス感染症の検査を受けるタイミングはいつがよい?

 

 

PCR検査陽性期間は、暴露後3日め(発症2日前)から発症後15日(70%が陽性)または33日(5%が陽性)です。
陽性率は、15日めは70%、21日目では32%、28日目では12%、33日目になると5%のみに低下します。
無症状の時期にも検査できますが、早すぎると偽陰性になります。

抗原検査陽性期間は、暴露5日目(発症0日)から発症後5日目までです。
無症状の時期に検査しても、検出できない可能性が高いです。陰性とでても、感染していないということにはなりません。まれに全く症状がなくても感染している人もあります。この場合は抗原検査陽性に出るでしょう。診察では判断できませんので、無症状の時期にはPCR検査を行なってください。

ちなみに、他者への感染可能期間は、暴露後3日め(発症2日前)から発症後10日目までです。

 

新型コロナウイルスに関する各種検査を考えるのに参考になる図 [*]を下に引用します。

発症5日前から発症後18日以後までのCOVID-19感染・症状の推移にそって、他者への感染可能時期に加えて、PCR検査、抗原、および抗体検査が有効な時期がまとめられています。

抗原検査については、下から2段目のオレンジ色のラインで表示されています。

[出典] "Coronavirus antigen tests: quick and cheap, but too often wrong?" Service RF. Science 2020-05-22 3;35 PM (EST)