トップ　 > 愛礼和通信　

愛礼和通信

免疫力を上げる食べ物について

2020年03月17日

松前内科医院　栄養課

こんにちは。一宮市にある、松前内科医院　栄養課の田中です。
体調を崩しやすい季節の変わり目や、コロナウイルスの流行を乗り切るため、今回は免疫力を上げる食べ物についてご紹介します。

免疫力が低下していると、感染症にかかりやすくなるのはもちろんですが、重症化するリスクが高くなってしまいます。
では、どのようにすれば免疫力を高めることができるでしょうか？

じつは、免疫の６０～７０％は腸にあると言われるほど、免疫には腸が重要な働きをしています。
なので、腸内環境を改善し、その働きを活発にすることが、免疫力UPにつながります。
また、免疫細胞そのものを活性化させるために必要な栄養素も様々です。
ここでは免疫力を上げる食品や栄養素をいくつかご紹介します。

１．きのこ
きのこには腸の働きを良くする食物繊維や、免疫細胞に作用するβグルカンという成分が含まれています。

２．発酵食品
納豆、ヨーグルト、みそなどの発酵食品は、腸内の悪玉菌を減らし、腸内環境を良好に保つことで、免疫力の低下を防ぐことができます。

３．たんぱく質(肉、魚、卵、豆腐などの大豆製品)
免疫細胞を活性化させるために必要です。朝・昼・晩と１皿ずつ、メイン料理に取り入れましょう。すでに毎食食べている方はそれ以上過剰にとる必要はありません。


４．ビタミンA・ビタミンE
細胞の免疫機能を保つために必要です。
ビタミンA…豚、鶏レバー、乳製品、卵、にんじん・かぼちゃなどの緑黄色野菜
ビタミンE…アーモンドなどのナッツ類、かぼちゃ、アボカドなど


どれも、たくさん食べることで効果が大きくなるわけではないので、食事の中に無理なくできる範囲で取り入れてみましょう。
また、栄養が偏った食事では免疫力が落ちてしまいます。栄養バランスをよくするため、なるべく色々な食材を取り入れましょう。