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愛礼和通信

糖尿病の食事療法について

2017年08月30日

松前内科医院 栄養課

こんにちは。一宮市にあります、松前内科医院 栄養課の野田です。

 

糖尿病(2型)の食事療法についてお話させていただきます。

まず、初めに。

糖尿病の食事療法は良好な血糖コントロールを保ちながら、さまざまな合併症を防ぐことを目標としています。

 

①適正な摂取エネルギー量の食事

日常生活に必要なエネルギー量の食事を摂取しましょう。

適正な1日の摂取エネルギー量は年齢・性別・身長・体重・日常活動量などによって個人差があります。
主治医や管理栄養士と相談して決めましょう。

 

②健康を保つために必要な栄養素を(五大栄養素)

炭水化物(糖質)に目が行きがちですが他の栄養素も欠かせません。

 

③血糖コントロールをよくする食事

・血糖値に影響を及ぼす栄養素は主に炭水化物ですが、脂質とたんぱく質も影響します。

・脂質は食後しばらく経ってから血糖値が上がる原因となりますので、1回の食事で過食は控えましょう。

・ゆっくり、よく噛んで食べる。野菜を先に食べる。

 

3つのコツをあげましたが、病気の状況や生活の状態が変わると、食事療法もそれに合わせて変更していく必要があります。

そのためには定期的に医師・管理栄養士と食事療法の内容の見直しを行いましょう♪