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愛礼和通信

高血圧の食事療法について

2017年09月05日

松前内科医院 栄養課

こんにちは、一宮市にあります松前内科医院 栄養課の岩田です。
今回は高血圧の食事療法についてのお話です(^^)/

成人における血圧の分類は以下の通りです。
ご自分の血圧がどこに当てはまるのかチェックして見て下さいね。

高血圧の食事療法で大切なポイントはおおまかに分けて4つあります!
①減塩を心がける
・塩、醤油、ソースなど調味料の量を減らす
・塩分が多く含まれている加工食品の頻度を減らす
・うどん、そば、ラーメンなどの汁は残す
・汁物は1日1杯までにして具沢山の物にする

②カリウムを積極的に摂る
カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)を排泄し、血圧を下げる働きがあります。
※腎機能が低下している方はカリウムを控える必要があるので、医師・管理栄養士に相談しましょう

③肥満解消
肥満の人は高血圧だけでなく、脂質異常症や糖尿病のリスクも高いと言われています。
肥満がある場合、減量するだけで血圧が下がることも多いです。
そのため、適正なエネルギー量の食事や運動で減量に取り組むことが大切です。

④アルコールは適量を守る
アルコールは一時的には血圧を下げますが、習慣的な大量の飲酒は血圧を上げます。
そのため、お酒は適量の範囲を守り、週2日は休肝日を作るようにしましょう。
<お酒の適量の目安>

ビール 中びん1本(500ml)
日本酒 1合(180ml)
焼酎 0.6合(約110ml)
ウイスキー ダブル1杯(60ml)
ワイン 1/4本(約180ml)
缶チューハイ 1.5缶(約520ml)

お酒に弱い方、女性や高齢者はこの目安よりも少なめを適量と考えましょう。

1人1人生活習慣・疾病の状況は異なるため、定期的に受診し、医師・管理栄養士と一緒にご自分に合った食事療法を行っていきましょう。