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愛礼和通信

臨床検査技師という仕事について

2018年01月30日

松前内科医院

お久しぶりです一宮市にある医療法人愛礼会松前内科医院の臨床検査技師の宮崎です

さて、早速ですが私のこの「臨床検査技師」という職業、皆さんはどのような仕事かご存知でしょうか?

同じ医療職でも、医師や薬剤師、看護師と比べると認知度は低いのではないかと思います。

なので、今回は臨床検査技師がどのような仕事なのか、ご紹介していきます。

 

まずは臨床検査技師が法律でどのように定められているのか見てみましょう

 “「臨床検査技師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、臨床検査技師の名称を用いて、医師又は歯科医師の指示の下に、微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査及び厚生労働省令で定める生理学的検査を行うことを業とする者をいう。” (臨床検査技師等に関する法律 第一章 第二条)

とのことです。……わかりにくいですね。

厚生労働大臣の免許を受けてとありますが、臨床検査技師は国家資格であり、年に1度行われている臨床検査技師国家試験に合格しなければいけません。また、試験を受けるためにも条件があり、指定の短期大学・専門学校・大学を卒業する必要があります。

 

そして免許取得後は実際に検査技師として働くことになります。

多くは病院や、病院からの検査を請け負う検査センターで、

患者様から採取した血液・尿といった検体の検査を行い、医師の診療のサポートをしています。

その他にも薬品・食品メーカー、研究所、保健所、珍しいところでは

科捜研等も検査技師の就職先として知られています。

 

よく「レントゲンを撮る人だよね?」なんて言われる事があるのですが

レントゲン等の放射線を使う検査は、「診療放射線技師」という別の国家資格が必要なので、

検査技師は行うことができません。

この「診療放射線技師」については当院のもうひとりの男性職員である谷口がいずれブログで紹介してくれると思います。お楽しみに。