2017年07月11日
松前内科医院
こんにちは。
看護師の山本です。
じめじめとした蒸し暑い日が続いていますね。みなさま体調を崩されたりはしていないでしょうか。
今回はこの時期から注意が必要な熱中症の対処法についてお話させていただきたいと思います。
熱中症の症状としては目眩、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の汗、
頭痛、不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、意識障害、痙攣、
手足の運動障害、高体温など様々な症状があります。
目眩やふらつきなど熱中症の初期症状に気づいたら早めに対応することが重要です。
対処法
①涼しい場所へ移動する
風通しが良い日陰、クーラーのきいている室内など
②身体を冷やす
衣服を脱いだり、きついベルトやネクタイ、下着等を緩め、熱を逃がす
露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことで体を冷ます
首、脇の下、太ももの付け根など太い血管の通っているところをアイスノンで冷やす
③水分・電解質の補給
汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンクや経口補水液を飲む
糖を含んだ飲み物は腸管内でナトリウムが同時であると速やかに吸収されるため水吸収スピードが上がるため最適 とされている
しかしこのような対処法をしても症状が改善しない場合、吐き気で水分が取れない場合、
点滴などの処置が必要となってくると思いますので、医療機関を受診してください。
また、意識が朦朧とする、筋肉の硬直で身体が思うように動かない場合は、
放置すると死に至る危険があるので迷わず救急車を呼んでください。
WHO(世界保健機関)の提唱する経口補水療法の考え方に基づいた飲料である
経口補水液オーエスワンは、脱水症状の時におすすめです。