肺がん・結核検診

肺がん・結核検診について

国立がん研究センターが発表したがん統計(2018年)では、日本人のがん罹患数で肺がんは三位(12万人)、がんの部位別死亡者数では一位になっています。2019年の肺がんによる死亡者数は、7万5千人を超えています。肺がんは喫煙が最大の原因とされていて、他人のたばこの煙を吸ってしまう受動喫煙でも肺がんリスクが上がるという報告もあります。肺がんの予防は、喫煙しないこと、そして受動喫煙をできるだけ避けることが有効です。
肺がんの罹患率は40歳を超えるとゆるやかに上昇しはじめ、男性は年齢が高くなるにつれて大きく増えていきます。40歳を超えたら健康診断の際に肺がん検診を受け、喫煙している・していたなどリスクが高い場合には痰を採取して行う喀痰検査も受けましょう。
なお、肺がん検診では結核検診も同時に行います。結核は現在も65歳以上の発症が多く、毎年検診を受けることが重要になっています。

胸部X線検査

胸部X線検査X線を照射して心臓や肺の状態を確かめる画像検査で、肺がんの発見に有効です。左右の肺の病変、心臓の大きさなどを確認することで、肺結核、肺炎、気管支炎、肺気腫、気胸、胸膜炎、肺線維症、心臓病、心肥大、胸部大動脈瘤などの診断に役立ちます。

喫煙している・していた方は喀痰細胞診も必要です

肺がん検診では、基本的に50歳以上の喫煙者(現在だけでなく過去に喫煙習慣があった方も含みます)で、ヘビースモーカーと判断された場合には、喀痰細胞診検査を行います。また、喫煙経験がなくても、咳が続く、痰がよく出る、血痰が出たなどの症状がある場合にも喀痰細胞診検査を行います。1回の採取では、がんがある場合も発見が難しいため、検査精度を上げるために、数日間の痰を採取して検査を行うこともあります。喀痰細胞診検査は、肺門部にできるがんの発見に優れ、扁平上皮がんというタイプを発見しやすいとされています。
なお、肺がん検診では血液検査による腫瘍マーカー検査を行うことはありません。

肺がん・結核検診で行われる検査内容

検査内容

問診、胸部X線検査 喀痰検査(医師が必要と認めた場合に行われます)

対象者

今年度に40歳以上になる方

一部負担金

無料
喀痰検査1,000円
※免除される場合もありますので、ご確認ください

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