こんにちは、松前内科医院です。
新しく導入した検査装置のスポットファイアでは次の15種類の病原体を同時に検出できます。
①新型コロナウイルス
②季節性コロナウイルス
③インフルエンザA
④インフルエンザA/H1-2009
⑤インフルエンザA/H3
⑥インフルエンザB
⑦RSウイルス
⑧アデノウイルス
⑨ヒトメタニューモウイルス
⑩ヒトライノウイルス/エンテロウイルス
⑪パラインフルエンザウイルス
⑫百日咳菌
⑬パラ百日咳菌
⑭クラミジア・ニューモニエ
⑮マイコプラズマ・ニューモニエ
これらのうち、ヒトライノウイルス、パラインフルエンザウイルスは今まで検出・診断出来なかった感染症であり、スポットファイアを使用することで初めて検出・診断できるようになりました。
<ヒトライノウイルス>
ライノウイルスは風邪の原因として最も一般的であり、ほとんどのライノウイルスは軽症に留まります。一方、免疫力の低下した人、喘息、その他の基礎疾患のある人では重症化することがあります。
症状:咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、頭痛、体の痛み、発熱
<パラインフルエンザウイルス>
パラインフルエンザウイルスは誰でも感染する可能性がありますが、乳幼児や免疫力の低下した人が感染することが多いです。一般的には上気道感染症を引き起こし、自然治癒しますがクループや肺炎など、重症化することもあります。
症状:咳、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、嗄声(声がれ)、発熱
小児に次のような重篤な症状を引き起こすこともあります:クループ、気管支炎・細気管支炎、肺炎、犬吠様咳嗽、喘鳴
どちらの感染症も治療法は年齢と症状に応じた対症療法です。ワクチンはないため、感染リスクを下げ、感染を広げないために人混みを避けること、手洗い、咳エチケットが大切です。
<スポットファイアの費用>
1割負担の方:1530円
2割負担の方:3050円
3割負担の方:4580円
※それぞれ別途診察料がかかります。
スポットファイアでは現在流行中のRSウイルスや百日咳の診断も行うことができます。
詳しくは当院にお問い合わせください☆
スポットファイアで今まで検出・診断出来なかったライノウイルス、パラインフルエンザウイルスが診断できます
2025.05.26